谷山浩子氏 (ミュージシャン)

古くからのPCマニアとして知られ、パソコン雑誌でも「谷山浩子の気絶すんぜん☆なのらー」(Oh!FM)、「浩子の半熟コンピュータ」(PCfan)といった連載エッセイを執筆していた。

そんな彼女だが当然(?)MSXも所有しており、本人のWebサイトの過去の記事には以下の記述がある。

 

わたしが初めて買ったパソコンはPC-8001、確か1980年だったと思うのですが、その時はゲームはほんのちょっとだけで、本格的にやり始めたのは次のFM-77からです。最初に「クエスト」、続けて「シャーウッドフォレスト」「カブールスパイ」「トランシルバニア」といったスタークラフトのアドベンチャーゲームをやりこんで、それがキーボードの練習にもなりました。だから今でもカナ入力。そこから怒濤のゲーム三昧の日々が始まりました。MSXも並べて、いったりきたりしながら毎晩のように徹夜。RPG初体験の「ブラックオニキス」の感動は今も忘れられません。とってもウツロなウツロの町…なんだったんだろう、あのゲームは。
「あの頃はよかった」はたいてい年寄りの繰り言で片づけられるセリフですが、コンピュータゲームに関してだけは、本当に、あの頃が一番よかったと心の底から思ってます。わたしにとってのPCゲーム黄金時代はその後の9801VM2時代も含めてたぶん5年くらいです。クエストから、マイト&マジックくらいまで。それからあとはPCはソリティアや上海くらいで、ほとんどゲーム機だけになってしまいました。ゲーム機のゲームもおもしろいのはいろいろありましたが(でも最近のはダメです…少なくともわたしは全然)FM-77&MSX;の黄金期に匹敵する、それこそ恋のような輝かしい時代は訪れませんでした。
黄金期といっても、ゲームがよくできてて面白かったからということでは必ずしもないんですよね。面白いゲームもたくさんあったんですが、正直、もう笑うしかないって感じのゲームの方が多かった。だけど黎明期の勢い、その渦の中に呑み込まれて一緒に踊っていた喜びというか。あれは一種異様な日々でした。
具体的なゲームの名前を挙げ始めるとキリがないのですが、上に書いたものの他で特に好きだったのは初期の「ウルティマ」と「ウィザードリィ」、「マイト&マジック」、「ラプラスの魔」、それからジェイミースターシリーズ「上海」「九龍島」「闘気王」などなど。
そういえばシナリオコンテストの審査員をやったこともありました。あれは…ソーサリアンだったかな? 反射神経ものが大の苦手でしたが、あれはかなりやりこんだ記憶があります。いやー。懐かしいなー。懐かしい。何度やっても死にまくってとうとう一度もダンジョンの入口までたどり着けなかった光栄の「ダンジョン」とか(^^;

 

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