「MSXフェスティバル」開催。新宿に恐竜出現。(1985年12月)

MSX出荷台数100万台(見込み)を記念する「MSX100万台キャンペーン」の一環として、1985年12月1~8日に「MSXフェスティバル」が開催。

東京・新宿南口広場に、身長18m・体長30mに及ぶ巨大恐竜「ウルトラサウルス」の復元模型が設置された。

「ゴジラ」などの怪獣映画を手がける東宝グループの特殊美術スタッフが製作に関わり、総製作費は1億5,000万円とも言われている。

MSXフェスティバル終了後も「MSX恐竜ランド」としてウルトラサウルスの展示は継続され、翌86年1月15日までの46日間に24万人が来場した。

 

12月6日にはフジテレビ系列で「MSXファンタジアスペシャル これが恐竜のすべてだ!!」が放送されている。この番組にはアスキーと家電7社がスポンサーとなり、広告業界では異例の同業種によるコラボが実現した。

この番組企画に感銘を受けた西和彦氏が、「人類の文明の象徴である新宿の高層ビル街に、実物大のウルトラサウルスを造ったらどうなるか?」と発想したのが先の企画につながっている。

 

2015年、新宿・歌舞伎町の東宝ビルに「ゴジラヘッド」が出現。30年ぶりに新宿に恐竜が戻ってきた。

東京・新宿にゴジラ出現、発光&咆哮演出ありの「ゴジラヘッド」お披露目 | マイナビニュース (mynavi.jp)

 

【出典】月刊アドバタイジング 1986.03

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