「ディスクステーション」創刊号で「Mファンカゼ」事件発生 (1988年10月)

創刊準備号から3か月を経た1988年10月8日。ディスクステーション創刊号が発売された。

創刊準備号はフロッピーディスク1枚で980円だったが、創刊号は2枚組で1,980円。以降、この価格設定が定着することになる。(消費税導入後は1,940円に)

シューティングゲーム「アレスタ」のオリジナル面や、「ゼビウス」の体験版を収録。オリジナルのアドベンチャーゲーム「魔導師ラルバ」は、後の「魔導物語」や「ぷよぷよ」につながっていく。

 

創刊号で物議を醸したのが「MSX・FAN」のコーナーである。コーナーで遊んだ後、本体をリセットするとまたもMSX・FANのコーナーに戻ってしまうのである。コンパイルやMSX・FAN編集部にはこの件に関する問い合わせが相次いだとか。

これはMSX・FAN編集部が意図的に仕込んだもので「Mファンカゼ」と命名された。本体をリセットしてもRAMの中身が消えないことを利用し、ROMカートリッジが差し込まれている状態を偽装したのである。

電源を切ればRAMはリフレッシュされるはずだが、機種によっては1分程度経過しても消えなかったとのことで、ちょっとしたイタズラ心のつもりが大きな迷惑をかけることになってしまった。

 

(36) [MSX] ディスクステーション創刊号をご紹介! – YouTube

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です