2006年9月、任天堂は新ハード「Wii」にて、過去の名作ゲームソフトを復刻配信する「バーチャルコンソール」の提供を発表。また、対象のプラットフォームにMSXが加わることが明らかにされた。
任天堂の岩田社長(当時)は、HAL研究所時代にMSXのゲームソフトや「HAL NOTE」の開発に携わっており、社長の口から「MSX」の単語が発せられたことは実に感慨深い出来事だった。
しかし、実際の提供までには時間がかかった。2007年2月には、春に「アレスタ」「EGGY」の2タイトルが配信予定と発表されたが、その後音沙汰なし。
実際に配信が始まったのは、1年以上経過した2008年5月27日のことである。まずは「アレスタ」のみが配信され、「EGGY」は7月から配信された。
遅れの原因は、提供元だったD4エンタープライズのエミュレータ開発が難航したこと。その後、エムツーに技術提供を要請し、開発環境を整えることができた。
任天堂、Wii「バーチャルコンソール」にNEOGEOが参入。MSXでは「ALESTE」など2タイトルが今春配信決定 (impress.co.jp)
任天堂、Wii「バーチャルコンソール」にMSX2版「ALESTE」登場 (impress.co.jp)
WiiバーチャルコンソールMSXに関する技術提供について | M2 有限会社エムツー | M2 Co., Ltd. (mtwo.co.jp)
2023年1月時点では、「Wii U」のバーチャルコンソールにてMSXタイトル23本が販売されている。(すべてコナミ作品)
なお、任天堂は2023年3月28日 午前9時をもってダウンロード購入のサービスを中止することを発表している。
Wii Uソフトウェア|任天堂 (nintendo.co.jp)
ニンテンドー3DSシリーズおよびWii Uの「ニンテンドーeショップ」サービス終了時期に関するお知らせ |サポート情報|Nintendo
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