1985年に発表されたMSX2規格は、独自開発のVDPやFM音源、漢字ROM、RS-232Cなどを採用したが、これはキャプテンシステムを念頭に置いていたものと考えられる。
MSXは「ホームコンピュータ」を称しており、一家に一台の情報端末としてネットワークに接続することを意識していた。
「キャプテンマルチステーション」は、その名の通りキャプテンシステムに接続するための端末であり、MSXをベースに開発された。
MSX2規格発表 (1985年5月7日) | MSX40周年イベント(仮称) official website (msx40th.org)
MSXはネットワークゲームの先駆け!? THE LINKSがスゴい!:MSX30周年 – 週刊アスキー (ascii.jp)
神戸市で設立し、1987年10月にサービスを開始した「神戸ポートキャプテン」(KPC)向けの端末で、高岳製作所・アスキー・NTTが共同で開発した。
MSXのカートリッジスロットのほか、外部記憶用として128KBのメモリーカードを接続する端子が付いていた。
価格は89,800円 (キーボード付属で96,000円)。
高岳製作所の情報システム部門は後に分社化され、現在は株式会社ミントウェーブとなっている。
ミントウェーブの会社沿革には「1987年 NTT向けキャプテンマルチステーション 販売」との記述が存在する。
沿革| 企業情報|株式会社ミントウェーブ (mintwave.co.jp)
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