FM音源搭載カートリッジ「FM-PAC」 (1988年)

MSX用のFM音源としては先に「MSX-AUDIO」が1986年に規格化していたが、松下電器が発売した「FS-CA1」は34,800円と高価であったこと(本体よりも高い!)、またデザインが「FS-A1」と一体化していたこともあり普及しなかった。

そこで、チップを変更した廉価版として新たに定義されたのが「MSX-MUSIC」である。

MSX-MUSICを搭載した「FMパナアミューズメントカートリッジ」(FM-PAC)は7,800円と低価格を実現。FM音源で演奏することができる拡張BASICもあわせて搭載された。

前身である「パナアミューズメントカートリッジ」(PAC)は、SRAMを搭載し、ゲームのデータをセーブできるカートリッジであったが、その機能もFM-PACに引き継がれた。

MSX-MUSICはMSX2+規格からオプションとなり、一部の機種に搭載。turboR規格では標準となった。

 

 

 

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です