宮部みゆき、辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介の人気作家5人がリレー形式で綴ったミステリー短編集『宮辻薬東宮』に収録。
MSXが主題の軸に据えられたとても珍しい作品。
「ぼく」は、小五の春に二つ上にあたる母方の従兄弟の口添えによって、MSXと呼ばれる8ビットのコンピュータを買ってもらうことに成功する。
「ぼく」と従兄弟はともにMSXでプログラミングに熱中していた。
後に「ぼく」は、ベンチャーのIT企業に就職。いまだにZ80を搭載しているパチンコ台の開発を行っていた。
「ぼく」は、女性技術者「桂」とともに「機械の中の幽霊」と対峙していく――。
「『夢・を・殺す』(宮内悠介、2017年)」への4件のフィードバック