6月16日に発売された「小説トリッパー」夏季号に、宮内悠介氏の長編小説『ラウリ・クースクを探して』が掲載。
宮内氏本人のTwitterによると、作中にMSXが登場するとのこと。
宮内氏の作品では、短編小説『エターナル・レガシー』のにMSXが登場。ロシアの宇宙ステーション「ミール」にMSXが搭載されたエピソードが使われている。
『エターナル・レガシー』(宮内悠介、2017年) | MSX40周年イベント(仮称) official website (msx40th.org)
また『夢・を・殺す』では、MSXでプログラミングを学んだかつての少年が主人公となっている。
『夢・を・殺す』(宮内悠介、2017年) | MSX40周年イベント(仮称) official website (msx40th.org)
宮内氏は2月25日に放送された「タイプライターズ」(フジテレビ)に出演し、MSXの思い出を語っている。
宮内悠介氏、フジテレビ「タイプライターズ」でMSX発言 (2/25) | MSX40周年イベント(仮称) official website (msx40th.org)
ちなみに、MSXっていう日本のコンピュータが出てきます。冷戦時代、ソビエトは対共産圏の輸出規制で高性能のコンピュータを輸入できなかった。そこでヤマハのMSXとかを教育用に使っていたりしたのでした。主人公が少年時代に触れるコンピュータがこれ。
— 宮内悠介 (@chocolatechnica) June 18, 2023
宮内氏は2023年2月13日、旧ソ連に輸出されたMSX「КУВТ」を入手したとのツイートをしていた。本作品にもこの機種が登場する。
冷戦時代、16ビット機を輸入できなかったソビエトが、教育用に用いた日本のMSXコンピューター、その名もКУВТ! はるばる海を渡って日本に帰ってきました pic.twitter.com/ZGCcOYQE4E
— 宮内悠介 (@chocolatechnica) February 13, 2023
「宮内悠介氏の新作小説『ラウリ・クースクを探して』にMSX登場」への1件のフィードバック